いろんな台湾 いろんな風景
台湾生活を写真で記録

2014/03/03

戯言

ソチオリンピックから夜のお菓子がやめられず、中年の贅肉の成長力恐るべしと、腹の肉を睨もうも運動不足により体の柔軟性が失われた今、この目でその肉たちを見ようとすると、首痛く胸が苦しくなり、深呼吸をすると腹回りが苦しくなります。どういうこと!?

そんな残念な自分に酔う、本当に残念な私。

ついこの間までの勇ましかった自分が嘘のように遠い存在に感じられます。

本ばっかり読んで引きこもってたのもよくないんでしょう。暗い、暗いよ、自分!

週末に珍しく一人でスタバに行って、コーヒーを飲みながら日記をつけるという、文字にするとなんかすごい寂しい感じですが、そんなこともしたんでした。

一人黙々と書いていると カッカッカッカッ とヒールの音が響き渡り、私は、はたとその音のするほうに目をやりました。

知らない人のお顔に目をやるなんて不躾なことは憚られ、足元のほうに目をやると、そこには金か銀かというピカピカのミュール。

つま先にはピンクのネイル、白くて長くて形のいい脚、そして黒と白のストライプ柄の短いタイトスカート。

おおお!なんてスタイルのいいおねえちゃんだろう!

後姿をみても、そこに贅肉はいっさいなく、白いカットソーの袖口から出た腕もまた細くて白い。

肩からはヴィトンのバックを下げ、ダーリンと手を取り合って。

見事なまでに、見せて魅せるのに適したボディ。素晴らしい!

かたや自分、現在贅肉絶賛成長中。その潜在能力は未知数。自分が座っているテーブル全体が黒いもやで包まれてしまっているかのような・・・やばい、この沈んでる感、っていうような、ダメダメ感に包まれました。

まぁ今更気付くことでもないけど、私はコンプレックスの塊。仕方ない。

で、その女の人が、私のすぐ隣のテーブルに座ったんでした。

聞こえてきたのはしゃがれ声。

ん?

ん?

そっと顔を上げてみると、20代のピチピチの美女が座っていると思った席にはどうみてもover60代の女性の顔。

ん?

んん?

んんん!?

若作りか!!!!

なんでしょうね、この見てはいけないものを見てしまった感。

10歳くらいまでのギャップであれば好ましい若さとして受け入れられるところですが、さすがに30以上のギャップはない。見たこともない。恐怖!

いやでも、その堂々とした姿・・・・ずっと見ていたら畏怖、いや感服しました。

彼女を見本にとはいわなくても、言い訳と贅肉の蓄積だけは控えていかなくてはなりません。

彼女が履いていたような短くて体にフィットするタイトスカートに一度も足を通すことなく一生を終えるんじゃないかと思うと、なんかすごい悲しくなって。

今年は体も引き締めてみようと、いや、引き締めたいと思いますわ。

これは台東の山の中。このときまだ小さかった娘ちゃんはもう6年生。時間が経つのはあっという間だぁ。

2 件のコメント:

ponz さんのコメント...

潜在能力は未知数
のところで 吹き出してしまいました。笑
文章が上手い、上手すぎる
毎回 天才だなー!!
と思って読ませてもらってます。

それにしても
台湾の女性はスタイルが良い人が多いですよね。スタイルとお顔のギャップがある女性、私もよく見かけます・・・・。

takaokao さんのコメント...

コントロールしたいという思いと、
どうにでもなってしまえ!
という投げやりな思いの狭間で
苦しんでおりますわ (´∀`)
贅肉処理のことね。

堅く固い石のような意志が欲しいっす。

私もいつか、あのおねえおばさま的な
自信満々な姿になりたいものです!
(でも、いつかは永遠に来ない予感!)