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台湾生活を写真で記録

2015/11/18

失智または認知

中国語だと失智症。日本語だと認知症。

日本ではもう痴呆とは言わないようだけれど、中国語でも老年痴呆と言うと、感じが悪い。

さて、義母です。

半ば強制的に病院へ連れて行ったのは去年の夏頃だったでしょうか。

それから、一進一退くらいかなと思っていたのですが、ところがどっこい。

義母の妹さんが、アメリカから遊びに来ていたのが11/11-18。今ちょうど飛行機の上、帰路です。

78歳の義母とは9歳離れていて、今69歳。台湾の北一女(高校)を出て、台湾大学→渡米(留学)、
もう40年以上アメリカで暮らしているので、ほぼアメリカ人という感じでしょうか。

ご主人は既に他界されていて、娘三人のうち二人は嫁ぎ、末娘は来年春に結婚。
なんでも、ハーバードからマサチューセッツに行ったというとんでも優秀な娘さんで。

オット氏のいとこにそんな優秀な人がいたとは( ̄Д ̄;;

と、そんな話はさておいて、義母です。認知症がこの1年でだいぶ進んでいた、というのが、
妹さんが来たおかげで明るみになりました。

妹さんは、六亀(義母の住む自宅)に4泊、その後義母と一緒に台湾中部の旅行へ2泊。

六亀での宿泊の最終日、私たちも実家に行って泊まってきたのですが、
義母は家の中で、2階の、自分の隣の部屋にいる妹さんがいなくなったと家中探し歩き、
1階にいる私たちに話してくること4-5回。

翌日から妹さんと台湾中部に旅行に行くと何度も言っていたのに、妹さんに向かって
「あなた、もう帰っちゃうのね、淋しいわ」と言うこと何度も。

老眼鏡の度数があまり合っていないということに気づいてくれた妹さんが、
義母を眼鏡屋さんに連れて行ってくれて新しい眼鏡を購入。完成は1週間後。
それを、「あの眼鏡ならもう取りにいったわ。持ってるわよ」と。

夜に「お風呂どうぞ」と義母に風呂をすすめるも「もう入った」と(または覚えていない)。

オット氏はこれまでも、義母入浴していない疑惑を訴えており、確認するたびに
「朝に入った」、「私たちが来る前に入った」、と言うし、髪にフケもたまってないし、
と思っていたら、オット氏ビンゴ・・・やっぱり入っていなかったか・・・・(;´Д`)ノ

妹さんとの台湾旅行は、阿里山に行き茶畑巡りをし、山の中の民宿に泊まる。
というものだったのですが、高雄に戻った義母を迎え、旅行どうだった?どこに行ってきたの?
と聞くと、

墾丁に行ってきたのよタクシーをレンタルして、色んなところに行ってきた」

海はいいわね!

と、山に行ったはずが、海に行ったことになってるし・・・・(;´Д`)ノ
方向も、北に行ったはずが、墾丁は高雄の南・・・・・。

そして、記憶はあっという間に塗り替えられ、妹さんは六亀には来ておらず、
私たちにも会ってないことになっていました(;´Д`)ノ

もう会話自体が、コントのような感じで、思わず噴出しそうになりましたが、
いやいやその実、かなり深刻。

オット氏も困り顔で、これからどうしようか、と。

病院にいくのは拒む。記憶力の衰えを指摘するとボケ扱いするなと怒り出す。

かといって、一緒に住むとか、高雄に連れてくるとか、それも拒まれます。

いやはや。

義父は倒れてからまもなく4年。これからは義母にもかなり手が掛かりそうで、
我ら中年夫婦は、これから一体どうなるのやら!

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